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参考書籍<ライティング>① あなたの話はなぜ「通じない」のか

webコンテンツを作る際には必ず必要になるのがテキストであり、デジタルコンテンツがますます増えつつある今の時代は、以前にも増してライティングの能力が求められる時代になっている。

 

そこで、私が「文章を書く」ということについても勉強をする際に参考になった本も、いくつか紹介しようと思う。

 

「あなたの話は「なぜ通じない」のか」山田ズーニー(筑摩書房)は、「人と話をする」=他人と言葉でコミュニケーションをとり、お互いに理解し合うための技術について書かれた本だ。

 

①論理で他人と通じ合う基本は、「意見」+「なぜ」(理由)を伝えること。
②時として、「何を言うか」より「誰が言うか」が雄弁になることがある。

 

上記の2つがこの本の起点で、その上で、どうすれば自分の話がより他人に理解されるようになるのか、について解説されていて、話す内容だけではなく、会話をするときの姿勢や気を付けるべきことにも言及されていて参考になる。

 

そして、「話」同様に(もしくはそれ以上に)重要となるのが、他人から見た「自分」や「自分の話」のポジショニングや印象、信頼性といったものであり、それこそが自分のメディア力であるというのがこの本のキモ。

 

話の構成などについてのいわゆる一般的な方法論のみならず、様々な状況(例えば信頼の危機にある状況とか)や、他人との関係性の中で、自分のメディア力を上げる方法や、気を付けるべきことが、実際の著者の経験や、ケーススタディとあわせて細かく紹介されている。

 

また、こちらから話すことだけでなく、そもそも話す相手の「根本思想」をとらえて話をすることが重要であるといった、当たり前だが、見落としがちな点にも触れられている。

 

全体を通してわかりやすい言葉で書かれているので数時間で完読できる。

 

「話を通じさせる」という点においてももちろんだが、もっと根本的な「他人とのコミュニケーション」に関して、重要なことを思い出させてくれるという意味でも一読に値する一冊。